身体操作をしてみたい。
まず、最初に紹介するのは甲野善紀である。
まあ、見るのが早いと言うことで。
下の興味の有るところを五分ぐらいでも見て頂ければ
私がどういう事に興味を持っているか、理解されるでしょう。
この人は、古武術研究家であり、古来の身体操作をあらゆる方法で研究している方である。
この人の最大の長所は、なんと言っても、『説明が上手い』事である。
通常の武術家であれば、『気』だとか『胆力』だとか、そういう抽象的な表現で煙に巻いて、その身体操作を神聖化するのだが、
この人は、説明が上手なので、そういったインチキくささがなく、あくまでも科学的追求を目指している事がわかる。
一般の人が見ると、これでもわかりにくいかも知れないので、そういった方はこの方の弟子(?)の高橋佳三さんの動画がオススメである。
この人は、更に説明や身体操作の抽出がわかりやすい素人受けするものとなっている。
これの流動性と対人性を最も展開させたのが、ロシア軍隊格闘技のシステマである。
その中でも、地味なんだけど、ものすごい動画があったので紹介する。
一見バカらしいが、私がラジオで相撲しようか、と言ったのは、これを見たのが一端である。
これなんかも面白いんだが、型が無いのが特徴であり、ある意味高度すぎてマネが出来ず、感覚を掴むまでに出来なくて飽きそうなのが難点である。
なので、わかりやすい形式訓練があれば、更に身体操作がわかりやすく楽しめると思います。
また、こういった形式訓練の最たる人が、黒田鉄山でしょう。
確か「型は実践の雛形ではない」という名言があったと思うが、
とにかくこの人は、型、型、型である。
その中で、自分の身体と内的会話を繰り返し、ひとつの動作の中で、動かす筋肉と動かさない筋肉が洗練されていき、結果、『見えているのに、見えない動き』などになって行くのだと思う。
ああ、なんて素晴らしいのでしょうか。
こういうアクティブな外部に影響を及ぼす身体操作が好きなんですが、
静的な内部を整える身体操作の『野口整体』の話もしたいですが、
それは、また後日。
たくさんの動画を紹介しましたが、この中でみんなで楽しくやれそうなのが、高橋佳三の身体操作ぐらいなので、機会を用意して身体で遊んでみましょう。
これを7年ぐらい前から、いろんな本や動画を見ては、自分でもやってみたい、と思っていたのですが、なかなかこういう事に興味のある人間はいないもので。
私も、忘れていたのですが、ふと思い出した次第です。
こういう風にブログを書いてみると、
私は人間の身体の動きに興味があるのだなあ、と思います。
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