■専務 「妙にクセになる」
皆さん平沢進は好きであろうか。
私の平沢との出会いは、「千年女優」という今敏監督のアニメ映画をDVDで借りて見た時だった。
当時自分の中で流行っていた秋元きつねのバンド「Hz」と共通したセンスを感じ、調べてみると、師匠的な立ち位置だと言うので妙に納得。
ちなみに、秋元きつねは、TV番組の「ウゴウゴ・ルーガ」やPSのゲーム「せがれいじり」などで有名になったクリエイターである。
若くして没してしまったのが残念ではあるが。
ちなみに、その秋元きつねの音楽はどんなものぞ?といえば、こんな感じである。
まあ、言語センスと独特の創作映像で魅せるPVは今見ても彼の才能を感じさせる。
そんな、彼が丁稚奉公したと言われる平沢は、更に難解な歌詞と独特の映像でリスナーを(イイ意味で)困惑させる音楽使いである。
そんな彼の楽曲で「世界タービン」という曲のPVを見てほしい。
10年ぐらい前は今ほど映像が豊潤でなく、平沢ジャンキーだった私は、毎日ニコニコ動画やyoutubeを検索し、新動画を待っていたものである。
既存の楽曲を繰り返し聞いたりしていた。
そんな中で、特に好きでも無かったのに、記憶に刻み込まれるほど異端だった曲が、この「世界タービン」である。
正直、今でもこのセンスはわからない。
正気の沙汰じゃない。
しかし、強烈に耳に残り、まぶたに焼き付くムービーではないだろうか。
この映像を私は、しばらくすっかり忘れていたのだが、とある動画を見た際に、ふと思い出したのだ。
それが、これである。
正直なにが、似ているのかと改めて考えれば、特に共通するものは見当たらない。
音楽も違う、映像も違う、センスも違う、見た目も違う。
ていうか、誰だこのおっさんは、マジで。
しかし、なにか共通するものを感じたのだろう。
これを見て何かに似ているなと思った時、なぜだか真っ先に思い浮かんだのが「世界タービン」であったからだ。
理由は、わからない。
しかし、これだけは言える。
両者とも、妙にクセになる。
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